学名：Codonopsis lanceolata
キキョウ科　耐寒性つる性植物

日本では日本全土の山麓や平地の林内に、東アジア一帯の森林に生育します。別名はジイソブ（爺のそばかすの意）といい、これは類似種バアソブ（婆のそばかすの意で、花冠にある斑点による）に似てより大きいことによります。

根は同科のキキョウやツリガネニンジンと同様に太く、オタネニンジン（高麗人参）に似るということでこの名があります。
春に茎を出し、他物に巻きつきながら伸びます。夏から秋にかけ側枝の先に釣鐘状の下向きに花を咲かせます。
萼片は大きく、花冠は釣鐘状で、外側は白く内側は部分的に赤紫色に色づきます。

朝鮮ではトドック（더덕）といい代表的な山菜だそうで、根をキムチや揚げ物、和え物にし、若芽も食べるそうです。

地植えでは半日陰の場所に、鉢栽培では大きく深さのある鉢に。初夏までは日に当て、その後は半日陰に。夏場の多湿と冬の凍結に注意します。

花期：８〜１０月

５号鉢　６月下旬現在、たくさん蕾が付いています。