学名:Arisaema heterophyllum
サトイモ科 耐寒性球根植物
本州の東北地方から四国、九州まで分布します。国外では朝鮮半島や台湾、中国大陸など東アジアに広く分布している植物です。川の氾濫原などの日当たりの良い草地や、疎林下に生育するとされています。
分布地域は広くても局所に限られており、乱獲などもあり各地で絶滅が危惧される状況となっています。
名前の由来は2方向に分かれる葉が鶴が舞っているように見えるところから。
葉は1個で、鳥足状に17〜21枚の小葉を付けます。
花序については、花茎は高く伸長して、葉よりも高い位置に花序をつけます。仏炎苞は、ウラシマソウと同様に内部から花序の付属体が細く長く伸びて外部に突き出しますが、ウラシマソウのようには長くならずにほぼ直立した格好になります。
テンナンショウの栽培は用意で地植えでは最初に肥料をあげるぐらいで何もしなくても毎年育ちます。鉢栽培では春先や花後などに施肥すると良いでしょう。
花期:5〜6月
草丈;50〜80cm