ユキノシタ科 耐寒性多年草
中国東北部、朝鮮半島北部の渓谷・岩場などの湿った場所に自生します。
別名:イワヤツデ
春、地面を這う頑丈な根茎から、ヤツデやモミジを思わせるような7裂に切れ込んだ葉を数枚広げます。ただし、個体や栄養状態によっては5裂や9裂のものもあります。
花は、葉が展開する直前かほぼ同時に咲きます。花茎はまっすぐに伸び、上のほうで枝分かれして、花径5mmほどの白〜淡い桃色の花を多数咲かせます。萼と花弁が重なり合って、花びらが10枚あるように見えます。
秋の終わりには葉が枯れて休眠します。
性質は丈夫で育てやすいです。真夏以外は日なたで育てます。
庭植えは、土を盛ってある部分に植えるか、石組みやロックガーデンの岩陰の部分に植えるとよいでしょう。
それほど「カラス葉」ではないですね。
花期:4月ごろ
草丈:15~20cm