学名:Pogonia japonica
ラン科 耐寒性多年草
日本の湿地に自生する小型の野生ランです。
サギソウ、サワランとあわせて日本の湿地を彩る代表的なランの一種です。
球根性になる外国の「大輪トキソウ」も流通していて、それと区別するために日本トキソウと呼ばれることが多いです。
花はタイリントキソウも日本トキソウもよく似ていますが、植物の形状は全く違ってタイリントキソウは球根性で、日本のトキソウは白い根がぐるぐる伸びています。
花いろは白や淡い桃色
栽培方法は、日本トキソウを植える場合はミズゴケ単用か、砂っぽい用土で植えるのが一般的です。おすすめなのはミズゴケで植えるやり方です。
ミズゴケで植えて水をたっぷりやっておけば、ミズゴケ自体が吸水・保水して水分調整してくれます。ただし、乾燥したカラカラのミズゴケはよくありません。半生のミズゴケなどを使うか、乾燥ミズゴケの場合はよく水を吸わせてから使います。
湿地に生えている植物なので、とにかく水を切らさないことが大切です。
半ば水没したような場所や、ミズゴケの中で育っているので、一年を通じて乾燥しないようにしましょう。それさえ守ればあとはたまに植え替えをするだけでよく育ちます。
花期:5月中旬〜7月
草丈:15〜25cmぐらい
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