学名:Saxifraga pubescens 'snow cap'
ユキノシタ科 耐寒性多年草
北半球と南米の高緯度地方に自生し、純白の小花を咲かせる高山植物です。ピレネー産亜種のサキシフラガ・イラチアナ(学名:S. pubescens iratiana)の自然交雑種です。
高山の礫地や岩場に苔のように張り付いて生え、それまで多肉植物のような状態から花期には細い花茎が数センチ伸び、小さな梅のような花が一面に咲きます。
栽培は鉢植え、石づけ、トラフが良いでしょう。
日当たりを好み雨を嫌います。ゆえに雨よけは必須。通年午前中は日の当たる場所が良いですが、梅雨明けから秋お彼岸頃までは朝日を当てるか50%の遮光を。
常に風通しはよくしておきます。葉は常緑で、冬でも少し外側の葉が枯れ込む程度です。
1日1回、たっぷりと水を与えます。春と秋冬は朝、夏は夕方以降に行うとよいでしょう。雨の多い季節は毎日鉢の乾き具合を観察し、用土の表面が乾いたら水やりする程度にします。多湿は禁物です。
花期:4〜5月
草丈:5〜10cm