ユキノシタ科ユキノシタ属 耐寒性多年草

「秋扇」は濃い桃色の八重咲き品種です。花弁にはあっさりふぎれがあります。秋扇という言葉の意味は、秋になっても使われている扇。また、いつしか使われなくなった扇という意味ですが、
この大文字草はゴージャスか感じがあります。


大文字草は、標高の低い場所では光のあまり当たらない渓谷の岩場などに自生していますし、標高の高い場所では陽のよく当たる岩肌などにも自生しています。そのことからも気温があまり高くなく冷涼で、湿り気はあるけれども水はけのよい環境を好むことがわかります。

あまり日照が強くない春と秋は朝日が当たる程度の明るい日陰に置き、夏は日陰に置きます。風がゆるく流れる環境を好み強い風は嫌います。
根が乾くと下葉が焼けますが、過湿でも下葉が痛みます。１日１回程度の水やりですが、よく用土の乾き具合を見てやってください。

肥料は芽出しの頃置き肥、春と秋に液体肥料を月に１度ぐらい。株分けで増やせます。

花期：9~10月
草丈：5~30cmぐらい