ミズキ科の落葉低木。

北海道南部以南の森林に自生する。葉の上に花が咲くのが特徴です。

雌雄異株。花は淡緑色で、子房下位、花弁は3-4枚。
春に葉の真ん中を縦に走る葉脈(主脈)上に1-3輪の花を咲かせます。一見、葉の上に花が乗っているようですが、実際は主脈と花の軸が癒着した結果そのように見えます。花色は淡い緑色で径4-5mmと地味で小さいですが咲く位置がおもしろく、比較的目立ちます。

名前の由来は花筏であり、花の載った葉を筏に見立てたものです。
日陰と湿気のある場所を好み、北向きの庭や常緑樹の下などでも問題なく育ちます。

本品種はきれいな散斑で鉢でじっくり育てたり盆栽にしたり、地植えももちろんいろいろ楽しめるでしょう。
まだ樹高は（2016年秋）10~15cmと小苗ですが、存在感はあります。

☆生産者の話ではこの品種は雄木だったと思うとのことでした。オス、メスとも単体ですと花は咲くのですが、実にはなりません。

花期：4~5月
最終樹高：２mぐらい